ひびき・パース・アドバイザーズ(以下、「弊社」「私ども」)代表の清水は、日本高純度化学株式会社(以下、「当社」)に対する、株主提案を含むキャンペーン実施に至った経緯と趣旨を株主の皆様により理解いただく目的で、株式会社ダイヤモンド社ダイヤモンド編集部から取材を受け、当該記事が本日公開されました。
「フジテレビ日枝氏のような“影の絶対支配者”がここにもいる!元ダルトンの投資ファンド代表が「世界的技術企業」に異例の公開提言」
図1:当該記事冒頭のスクリーンショット
(出所:ダイヤモンド・オンライン)
同記事内では、過去長きに亘って弊社が当社に働きかけてきたエンゲージメントの経緯、今回当社に対し厳しい姿勢を取るという苦渋の決断の背景、そして当社が抱える本質的なガバナンス上の懸念について代表の清水が9ページに渡る記事¹の中でお伝えしています。
同記事では、以下のヘッドラインと共に、代表の清水のインタビューが続きます。
“ひびきは、フジ・メディア・ホールディングスで取締役相談役として実権を握っていた日枝久氏と同様、渡辺氏を“影の支配者”と見ている。今後、渡辺氏を支持する取締役メンバーの出身企業や人間関係も含めて徹底追及する異例の公開キャンペーンに踏み切る構えだ。
次ページでは、清水氏が渡辺氏との対話で抱いた強烈な違和感、現社長・小島智敬氏との面談を通じて浮かび上がった「社内の力学」、さらに、みずほ銀行出身者や渡辺氏の義弟らによって築かれた支配構造について、清水氏が直撃インタビューで明かす。”
インタビューの詳細については、記事をご参照いただければと思いますが、特に私どもが当社に対し危惧しているのが、当社経営に影響力を行使し続ける渡辺雅夫取締役相談役(以下、「渡辺氏」)とそれを支える取締役ネットワークです。
記事中の図表にもある通り、当社は渡辺氏が20年以上にわたり業績を伸ばせなかったにもかかわらず、その責任を取らずに経営に関与し続けており、現在もその影響力は低下していないと私どもは感じています。その様子は、株式会社フジ・メディア・ホールディングスにおける日枝久氏の存在にも通じるものです。
また上記を支えるのが、清水が記事の中で以下のように申し上げている、特定企業出身者による取締役会体制です。
“例えば、みずほ出身の大畑康壽さん(社外取締役)は、1999年の日本高純度化学のMBO当時の担当者であり、渡辺さんとの関係が深い。強く意見できる立場ではないでしょう。私たちは、取締役が「先輩が後輩を呼ぶ」構図で固められ、異論が封じられた空気の中で、誰も改革を進められないのだとみています。
本来、取締役会は経営のために率直な意見が飛び交う場であるべきです。今の構成ではその機能を発揮できていません。その結果、同業他社に比べて、日本高純度化学は明らかに成長から取り残されています。”
弊社としては、過去の反省も生かしつつ、当社のガバナンスを改善すべく積極的な行動を続けてまいります。是非、記事を御一読ください。
【ご参考】
2025年5月26日 ー 筆頭株主として日本高純度化学の社外取締役に対して意見要請を実施
2025年5月22日 ー 日本高純度化学に対する株主提案コメント
2025年5月21日 ー 日本高純度化学に対する筆頭株主としての株主提案の実施について
2024年10月2日 ー 日本高純度化学株式会社 取締役会への書簡送付について
¹ A4印刷した際のページ数
尚、本投稿は特定の有価証券の申込の勧誘若しくは売買の推奨または投資、法務、税務、会計などの助言を行うものではありません。