ひびき・パース・アドバイザーズ(以下、「ひびき」)は2月22日、主要投資先の住宅ローン保証大手、全国保証株式会社(以下、「全国保証」)に対しプレゼンテーション(下記リンク参照)を実施致しました。
昨年8月26日にレターをお届けし、その後も建設的な対話を続けて参りましたが、その過程で、海外の同業として比較される Essent GroupやMGICといった企業の状況やそういった企業と全国保証が根本的に異なるビジネスモデルであることをどう市場に伝えていくべきか、についても意見交換を行ってまいりました。
米国のEssent Groupといった企業ではLTV(Loan-to-value)80%以上の部分のみを保証することが事業の中心となり、さらに米国の住宅ローンは、債務者が元本全体への保証を免れるノンリコース型であり、日本の住宅ローン保証とはリスク構造が根本的に異なります。しかし、そのような環境の中でも積極的に事業を成長させ、様々な事業戦略や財務戦略を展開していることも事実であり、参考になる部分も同時にあります。
全国保証のビジネスモデルが彼らのとは根本的に異なることをどのように市場、特に外国人投資家に伝えていくか、そして、さはさりながら、米国のローン保証会社の戦略から学べることはないか、引き続き全国保証の経営陣と様々な意見交換をして参りたいと考えております。
尚、本プレゼンテーションは、特定の有価証券の取得の申込みの勧誘若しくは売買の推奨又は投資、法務、税務、会計その他いかなる事項に関する助言を行うものではありません。
【プレゼンテーション資料】
全国保証株式会社 プレゼンテーションの実施について
Presentation to ZENKOKU HOSHO Co., Ltd.
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