持合い構造に関する経営史学的考察と 6 つの提言

Hibiki Path Advisors(「弊社」「私ども」)のチーフ・インベストメント・オフィサーである清水雄也は、8月末に、添付の「6つの提言」を執筆し、投資先全社の代表取締役社長に向け、カバーレターと共に送付致しました。

この提言書は、一義的には依然として市場に厳然として残る政策保有株式の解消の意義やそれが不可避であることを歴史的見地及び市場現象の見地から確認し、その先の株主構成をどう構築すべきか、という内容の提言書ですが、より広義に、日本企業の経営者の皆様に過去の日本の資本主義の発展の歴史を改めて振り返っていただき、今後の自社のガバナンス構造をどう構築し、その上でどう資本市場と向き合っていくべきかという激励の提言書にもなっています。私どもは、この問題に真摯に向き合っていく企業とそうでない企業の間に、今後3-5年の間でその評価に大きく差が開いていくことと考えております。

そこで、本件が極めて重要な問題であるとの認識の下、私どもの投資先のみならず、多くの日本企業の皆様や市場関係者の皆様にこの問題意識を共有させていただき、改めて考えていただきたく、本日、ここに本提言書を公開致します。尚、昨今、日本株式への関心を改めて高めている外国人投資家にも、日本の資本主義発展とガバナンス問題の歴史の理解を深めていただくべく、同時に英語版を公開しております。

持合い構造に関する経営史学的考察と 6 つの提言 (2023/8)

A Historiographical Study of the Cross-Shareholding Structure in Japan and our Six Suggestions to the Management (August 2023)

2023年8月末

Hibiki Path Advisors Pte. Ltd.
代表取締役運用責任者
清水雄也
yuya.shimizu@hibiki-path-advisors.com


本提言書の執筆に際してはデータ、情報の収集の際の内容の正確性につき最新の注意を払っておりますが、その正確性を保証するものではありません。また、本提言書は特定の有価証券の申込の勧誘若しくは売買の推奨または投資、法務、税務、会計などの助言を行うものではありません。

Related post

RSS 関連ニュース

Return Top