2022年6月28日 ー 株式会社エイジス 株主総会について

齋藤社長からは全質問に真摯に回答してもらいましたが、社長との対話の機会が現状株主総会のみに限定されていることは、上場会社として適切とは言えないとひびきは考えており、本総会でもスモールミーティングの実施を再度要望いたしました。

流動性改善策の実施に関しては、2021年3月期の通期決算説明会や過去複数回のIR面談においてひびきは既に何度か株式分割の実施により売買代金総額の水準を高めることを提案しておりました。今回、「株価が当時まだ3,000円以上だったタイミングで実施すべきではなかったのか、なぜできなかったのか」といった質問をしたところ、社長からは「タイミングを逸してしまったかもしれない。ただ当時は効果はあまり見込めないと判断し行わなかった」といった回答を得ました。ひびきとしては、株価評価が更に割安になってしまった今だからこそ、株式分割を実施するべきであると考えております。

現状の株価水準に対する認識については、2022年3月期の中間決算説明会においては、社長の「株価は市場が決めることなので割安かどうかは何とも言えない」といった回答に非常に遺憾でしたが、今回は「割安な水準であり、本来の株主価値を反映していないと認識」といった回答を聞き、ひびきとしては社長の株価への意識の変化を感じた次第です。

一方で、「資本コストに関する議論は取締役会で実施したことがない」といった今回のご回答に関しては、上場会社であるにも関わらずそういった議論がなされていないことに株主として大変危惧しており、引き続き資本コストに関する対話を含め、エイジスへの叱咤激励型エンゲージメントを継続実施ししていく予定です。

エイジスの株価評価はPBR約0.84倍(2022年6月28日時点)と解散価値未満の株価水準となった一方で、過去5年間の平均ROEは17.1%であり、非常に割安な水準であるため、ひびきは引き続き保有する予定です。

尚、本投稿は、特定の有価証券の取得の申込みの勧誘若しくは売買の推奨又は投資、法務、税務、会計その他いかなる事項に関する助言を行うものではありません。

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