- 2022-11-16
- エンゲージメント, オイシックス・ラ・大地
ひびき・パース・アドバイザーズ(以下、「ひびき」)は11月15日、オイシックス・ラ・大地株式会社(以下、「オイシックス」、または「当社」)に対しプレゼンテーション(下記リンク参照)を実施致しました。
オイシックスは直近でシダックスの株式取得にかかる複雑な取引がクローズアップされ、株式市場では一時的にイベントドリヴンの見方をされていたものと推察しています。この度無事に取得が完了し、平時モードに入ったところで、改めてオイシックスのバリュエーションとキャッシュマネジメントの余地について考察致しました。
オイシックスの平時におけるキャッシュコンバージョンサイクル(CCC)はゼロ~マイナス圏にあり、非常に強いキャッシュフロー総出力を有しています。私どもは、添付資料のP.5に示したように敢えて売上成長とマージンについてオイシックスの計画よりも保守的に仮定し、かつシダックスの取り込みを織り込まない前提で、今後のROEの予測の試算を行いましたが、毎年30億円の自己株取得を実施してようやくオイシックスの掲げる「キャッシュ100億円、ROE10%超継続」となるとの見解を提示させていただきました。
また、事業戦略、M&A、サステナビリティへの意欲的な取り組みを掲げている当社であるからこそ、まずはシダックスとの協業深化を通じた新たな成長軌道を描き、投資家の期待を惹き付けてくれるものと私どもは感じております。今後の成長分野の提示手法アイデアの例として、日本において数少ない成長領域であるメディカルフード市場でのプレゼンス向上についても挙げさせて頂きました。
優れた経営手腕と、株主との対話にオープンな姿勢を有するオイシックスを引き続き応援して参ります。
尚、本プレゼンテーションは、特定の有価証券の取得の申込みの勧誘若しくは売買の推奨又は投資、法務、税務、会計その他いかなる事項に関する助言を行うものではありません。
【プレゼン資料】
日本語:オイシックス・ラ・大地株式会社 更なる成長期待とBSマネジメント