- 2022-5-20
- アークランドサカモト, エンゲージメント
ひびき・パース・アドバイザーズ(以下、「ひびき」)は3月下旬、アークランドサカモト株式会社(以下、「アークランドサカモト」)の経営陣に対し、取締役向け株式報酬の導入と配当政策として純資産配当率(DOE)を導入することについてプレゼンテーション(下記リンク参照)をしてきました。
特に、DOEを導入することにより、配当の予見性が向上し、それが長期投資家にとっての安心材料に繋がることについてご理解いただけたようで、株式報酬の導入に関しても、真摯にご検討いただける印象を受けました。また莫大な数の上場会社がひしめくプライム市場において、投資家の目に留まるように継続努力されていかれるといったお声を頂きました。
尚、アークランドサカモトは、PBRで0.65倍程度(2022年4月28日時点)と、過去10年間で最も安い圏内にあり、ビバホームとのシナジーの早期実現が見込まれる中、その想定シナジー効果などの潜在力が適切に株価に反映されていないとひびきは考えており、引き続き長期保有する予定です。
また、アークランドサカモトの配当政策は依然として抽象的な表現に留まっており、またその配当水準も配当性向で8.7%(2022年2月期)と低い状況です。引き続きアークランドサカモトと、配当政策を含めた今後の市場評価向上のための施策について議論を重ねていき、こちらに報告したいと思います。叱咤激励型エンゲージメント、継続中です!
尚、本プレゼンテーション及び投稿は、特定の有価証券の取得の申込みの勧誘若しくは売買の推奨又は投資、法務、税務、会計その他いかなる事項に関する助言を行うものではありません。
【プレゼン資料】
日本語:DOE導入のご提案 English:PROPOSAL FOR DOE IMPLEMENTATION