決算コメント:イハラサイエンス(5999)


私たちの主要投資先の一社であるイハラサイエンス(5999、以下「同社」)が決算を発表しました。

2月上旬の上方修正後の業績予想を、売上、営業利益ともに上回り着地し、前年実績比較では売上+42.9%、営業利益+67.1%と大幅な成長となりました。半導体市場の設備投資の拡大や、建設機械・工作機械市場における産業機械の需要増加が、大きく業績に寄与したとのことです。世界的な市場環境の不透明感が続く中、今期も増収及び(営業)増益予想を出されており、自社努力による内部要因によって着実に事業成長させようといった経営陣の強い意志の表れだと思われ、今後中長期の業績の更なる伸長にも期待しております。

また、2月の業績上方修正の発表とともに、創立80周年を記念した記念配当5円による増配が既に発表されていましたが、それに加えて更に10円の増配が今回発表され、事業成長による果実を株主に共有する同社の姿勢が見られ、長期株主として勇気づけられる内容でした。今期もさらに2円増配を予定しており、同社の、配当は今後も増やしてしていきたいといった考えの表れだと私どもは理解しております。

今回の増配に加えて、株式報酬制度の導入も発表され、同社の取締役が今後更に株主の目線に立ち、株主価値の向上をより意識するための好材料になると思われます。

これらの発表を受け、ひびきは同社の事業成長のポテンシャルと企業価値評価改善への意識の変化について、これまで以上に更に前向きに捉えております。また、同社の株価バリュエーションは、PBR0.97倍(2022/5/12時点)と過去10年間の平均PBRよりも低く、この10年間の同社の事業成長と利益構造の改善、また直近のROEの水準16.1%を考慮すると、非常に割安であり、ひびきは引き続き長期保有していく所存です。

一方で、同社への資本市場の注目度が低下していること、株式の流動性が低いこと、増配基調とは言え、同社の強靭な事業や日本市場の平均的な配当性向を考慮すると、未だに配当性向20%台と低いこと等、企業価値評価改善のためにできることが多々あり、ひびきは同社経営陣・資本市場の双方へと建設的エンゲージメントを続けて参ります。

同社は5月20日(金)10時にウェブ会議による金融機関及び機関投資家向け決算説明会を予定されております。ご参加ご意向の場合は5/16(月)までに setsumeikai@ihara-sc.co.jp に直接ご連絡下さい。(清水/木村)

尚、当コメントは特定の有価証券の取得の申込みの勧誘若しくは売買の推奨又は投資、法務、税務、会計その他いかなる事項に関する助言を行うものではありません。

投資先紹介:イハラサイエンス (5999)

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